早稲田大学と慶應義塾大学。日本を代表する私立大学として、毎年数万人の受験生が挑戦します。しかし「どの学部が一番難しいのか」という問いに対しては、ブランドイメージや就職実績ではなく、純粋に一般入試の難易度で答えなければ意味がありません。
そこで本記事では、偏差値・問題の難しさ・処理速度・記述量・競争率・対策の大変さだけに絞り、早慶全25学部をランキング形式で徹底比較します。医学部だけは別次元。それ以外の学部も、理系と文系では求められる能力が根本的に異なります。順に見ていきましょう。
ゴリラのひと言
医学部はルールが違う。他の学部と同じ土俵で語るな。
目次
・1位〜5位:早慶最難関ゾーン
・6位〜10位:理系・文系トップの激戦区
・11位〜15位:安定した高難易度
・16位〜20位:中位でも油断できない
・21位〜25位:学部特性が現れるゾーン
・総評:早稲田と慶應、どちらが上か
・6位〜10位:理系・文系トップの激戦区
・11位〜15位:安定した高難易度
・16位〜20位:中位でも油断できない
・21位〜25位:学部特性が現れるゾーン
・総評:早稲田と慶應、どちらが上か
1位〜5位:早慶最難関ゾーン
1位
慶應義塾大学 医学部
早慶入試全体で圧倒的な1位であり、誰も逆らえない絶対的最難関です。東進偏差値は75で、他の早慶学部が71〜73止まりであることからもその突出ぶりが分かります。入試内容は数学・理科の超高度思考問題に加え、小論文と面接が死ぬほど要求されます。1問の処理ミスで即座に合格が崩壊するレベルであり、倍率も極めて高く、合格最低点が異常に高いのが特徴です。医学部だけは他の早慶学部とは次元が違う入試難易度であると、私は強く主張します。
2位
早稲田大学 先進理工学部
早慶理系入試の実質最難関争いの筆頭であり、近年さらに難化傾向にあります。東進偏差値は71〜72で、特に生命医科学科は72クラスです。英語・数学・理科の3教科バランス型ですが、数学と物理の記述問題と処理速度が極めて重く、合格最低点が毎年高水準を維持しています。河合塾のデータでも私立理系のトップ層に位置します。近年の早稲田理系は思考力重視の問題が増えており、この序列がすっかり定着したと私は考えています。
3位
早稲田大学 基幹理工学部
先進理工に次ぐ早稲田理系入試の第2位であり、安定した高難易度を誇ります。東進偏差値は71前後です。科目バランスが良く、記述量と計算処理の両方が要求されます。学系ごとに柔軟性はあるものの、合格ラインは先進理工とほぼ互角で、競争率も非常に高いです。受験生の併願データを見ても、この序列が自然に受け入れられています。
4位
慶應義塾大学 理工学部
慶應理系入試の看板であり、特に学門Bと学門Cが極めて厳しいことで知られています。東進偏差値は学門B・Cが73、学門A・D・Eが71です。理科重視の配点で高度な計算・記述が連発され、処理能力が直接合否を決めます。ただし、早稲田理系の思考力問題の深さが近年強まっている影響で、序列としてはやや下に位置するというのが現場の感覚です。
5位
早稲田大学 創造理工学部
早稲田理系入試の第3位であり、実学寄りの難易度が安定しています。東進偏差値は70〜71です。建築や機械などの専門記述問題が多く、設計思考と計算の両立が死ぬほど要求されます。倍率も堅調に高いままです。偏差値だけ見れば先進・基幹より低いように見えますが、問題の専門性と量を考慮すると、文系の上位学部よりも入試対策が遥かに大変です。
6位〜10位:理系・文系トップの激戦区
6位
早稲田大学 教育学部(理系)
理系として高難易度を維持しています。東進偏差値は69〜70です。数学・理科の処理問題が中心で、差がつきやすい構成になっています。競争率も理系特有の高さです。教育学部という名前から簡単そうに思われるかもしれませんが、理系の数理難易度は別物であり、計算量で意外と厳しい序列となっています。同じ教育学部でも文系と理系の難易度の差が顕著に現れます。
7位
早稲田大学 政治経済学部
早稲田文系入試の最上位であり、文系の顔とも言える学部です。東進偏差値は71〜72です。3教科に加えて総合問題の記述量が極めて多く、合格最低点が80%を超える年もあります。倍率の高さと情報処理速度が命であり、文系の中では間違いなく最難関です。だいたいの早慶理系に勝つことはできませんが、文系内での立ち位置は揺るぎません。
8位
早稲田大学 法学部
政治経済学部に次ぐ文系入試の強豪です。東進偏差値は71です。法律基礎と長文論述がバランス良く重く、記述の質で合否が決まります。安定した高競争率を誇り、受験生の間では慶應法学部よりも早稲田法学部の方が問題の処理量と倍率で上という評価が一般的です。
9位
慶應義塾大学 法学部
慶應文系入試の最上位ではありますが、早稲田法学部に次ぐ位置にあります。東進偏差値は71です。論述バランスが良く、伝統的な難易度を維持しています。慶應法学部は暗記寄りだと言われることもありますが、実際には論述も十分に重いものの、早稲田法学部の処理速度と比較するとやや軽めと評価される傾向があります。
10位
慶應義塾大学 薬学部
医療系理系として序列が高めです。東進偏差値は68〜71です。化学の専門問題が深く、適性試験の要素も強いのが特徴です。偏差値だけ見れば同じくらいの学部は複数ありますが、薬学部特有の理科の深掘りと問題量で差がつく入試難易度となっています。最近、数学3が範囲から外れたので理系にしては大幅な順位ダウンです。
11位〜15位:安定した高難易度
11位
慶應義塾大学 経済学部
慶應文系入試の安定した上位です。東進偏差値は71です。数学重視で処理力が要求され、理系からの「文転組」も多く挑戦してくる難しい入試となっています。伝統的な入試問題の深さで、商学部よりも上位に評価されています。看板学部ではあるものの受かるのはあまり難しくないです。
12位
早稲田大学 国際教養学部
英語1科目型の入試でありながら、非常に高い難易度を誇ります。東進偏差値は70です。高度な英語長文読解と論述が死ぬほど要求され、1科目に集中するプレッシャーが大きいのが特徴です。「英語だけだから楽そう」と思われがちですが、実際は英語力の深度が偏差値以上に厳しい入試です。
13位
早稲田大学 人間科学部(理系)
理系は文系よりも明確に難易度が上です。東進偏差値は66〜67.5前後です。英語と数学の処理問題が中心で、差がつきやすい構成になっています。人間科学部全体が下位というイメージを持つ人もいますが、数学の時間制限レベルと受験層のレベルは段違いに高いと認識すべきです。ただ、理科が最近、不要になったのと、数学は時間さえあれば解ける問題も多いのでこの順位です。
14位
早稲田大学 文学部
文系入試の標準的な上位です。東進偏差値は70です。古典と現代文の記述量が多く、論述の質が合否を左右します。「文学部は簡単」というイメージを持つ人もいますが、早稲田の文学部は記述の深さで大きく差がつくため、決して油断はできません。
15位
早稲田大学 文化構想学部
文学部と並ぶか、やや下位の入試難易度です。東進偏差値は71前後です。文化や思想系の長文論述が特徴的で、処理速度が必要とされます。文学部と大差ないように見えますが、現代的テーマを扱う問題が多く、結果としてやや競争率が高くなる傾向があります。
16位〜20位:中位でも油断できない
16位
早稲田大学 社会科学部
実学志向の文系入試です。東進偏差値は70前後です。社会問題に関する論述が深く、近年は問題難易度が上がっている傾向があります。「早稲田の中では下位」と誤解する人もいますが、入試問題の質の高さで見れば文系の中位以上に位置します。ただし入学は簡単です。
17位
早稲田大学 商学部
文系実学入試の定番であり、数学型の選択肢もあります。東進偏差値は71です。ビジネス英語と数学要素で処理力が問われます。政治経済学部より下であることは当然ですが、入試の専門性自体は高く、しっかりとした対策が必要です。ただ、MARCH文系の人はチャレンジとして挑戦しやすいです。
18位
慶應義塾大学 商学部
慶應文系入試の中では安定した中上位です。東進偏差値は69〜71です。数学型の選択肢もあり、バランスの良い難易度となっています。早稲田商学部との比較では、伝統的な問題の深さで互角寄りですが、やや下と評価されることが多いです。
19位
慶應義塾大学 看護医療学部
医療系入試としては中位ですが、人気が集中しています。東進偏差値は65クラスです。生物・化学に加えて適性試験と小論文の組み合わせで、専門性が高いのが特徴です。倍率は一般入試で3倍から7倍程度です。慶應というブランドから下位に思えるかもしれませんが、看護医療特有の適性試験があるため、純粋な学力勝負とは少し異なります。
20位
慶應義塾大学 文学部
慶應文系入試の中位ゾーンです。東進偏差値は70前後です。人文学系の論述が中心で、安定した難易度を保っています。入試問題について「慶應の文学部は簡単」という声もありますが、実際には早稲田文学部とほぼ同レベルの入試問題であり、決して簡単ではありません。
21位〜25位:学部特性が現れるゾーン
21位
早稲田大学 教育学部(文系)
文系教育入試の標準的な難易度です。東進偏差値は69〜70です。論述と暗記のバランスで差がつきます。「教育学部は簡単」と思われがちですが、あくまで早稲田の中での話であり、文系でも十分に高いレベルが求められます。理系教育とは入試形式が異なる点に注意が必要です。昔よりは確実に難しいので、古い人間の言う戦略などはききながしてください。
22位
慶應義塾大学 総合政策学部
いわゆるSFC(湘南藤沢キャンパス)の一つで、文理融合型の入試です。東進偏差値は71前後です。小論文と論述の処理速度が要求されます。偏差値だけ見れば高いのですが、入試問題の文系寄りの思考力を考慮すると、理系上位学部には敵いません。
23位
慶應義塾大学 環境情報学部
SFCのもう一方であり、入試難易度は総合政策学部と同程度です。東進偏差値は71です。文理融合を謳っていますが、実際には論述中心の問題が多く、文系的要素が強いです。純粋な理系入試と比較すると、難易度は下がります。
24位
早稲田大学 人間科学部(文系)
文系人間科学部は、早慶入試の中では下位ゾーンです。東進偏差値は60〜67.5です。暗記と論述が中心で、数理的な要素はほとんどありません。理系とは異なり、処理負担はかなり軽めです。MARCHレベルと言う人がいますが、それは嘘なので注意。
25位
早稲田大学 スポーツ科学部
早慶入試全体で最下位ゾーンに位置します。東進偏差値は66前後です。小論文と実技要素があり、純粋な学力偏差値は低めですが、共通テスト利用では高得点が必須です。純粋な一般入試の学力勝負という観点では、早慶の中で一番負担が軽いと言えます。
総評:早稲田と慶應、どちらが上か
以上のランキングをもとに平均順位を計算すると、早稲田大学は約13.3位、慶應義塾大学は約13.7位となります。数字だけ見れば早稲田がわずかに上回っているように見えます。近年では「早稲田の方が難しい」と言われることも増えており、この結果はその傾向と一致しています。
しかし、ここで注意しなければならないのは、慶應医学部が圧倒的な1位であることと、早稲田スポーツ科学部がかなり下位であることです。このような学部の難易度の絶対値をカバーできていません。そのため、単純な平均値だけで「早稲田の方が難しい」と断言するのは危険です。
結局のところ、どの学部を目指すかによって難易度の序列は変わります。理系なら早稲田先進・基幹と慶應理工の比較、文系なら早稲田政経と慶應法・経済の比較など、個別の組み合わせで考えるべきです。ランキングはあくまで参考として、自分の志望学部に集中して対策を進めてください。
ゴリラのひと言
早稲田と慶應の難易度は、学部ごとに全然違う。