英語を勉強するとき、まず英単語を覚えようという文化があります。これはある程度合っています。まず覚えなきゃ始まらないし、覚えられない人は無理だよねという雰囲気もあります。本質的には英単語を最初に学ぶ必要はないのですが、それでも最初に学ばせるのは、勉強中にいちいち単語を振り返って調べる手間を省くため……ではありません。
一番の理由は「意識」の問題です。英語をこれからやるんだという意識として最初に単語を覚える。化学も全く同じです。大学受験化学において、最初にやらなければ次のステップに進めない圧倒的な行為。それが「周期表を覚えること」です。
目次
・2. 覚えるべき範囲と「1分以内」の絶対基準
・3. 化学という重い科目と向き合うための基盤作り
・4. 最初に使うべき参考書:Doシリーズと新演習の繋ぎ方
1. 周期表をないがしろにするのは「論外」である
周期表が頭に入っていない状態で化学の勉強を始めるのは論外です。まず覚える。ここから化学の勉強がスタートします。これは問題が解けるかどうかの話ではなく、化学をこれからやるという「意識」の問題です。差がつくとかそういう次元ではありません。覚えていないやつは、もう化学をやっていないのと一緒です。
化学では、どんな物質の問題でも元素が出てきます。周期表の位置を直接問う問題じゃなくても、元素は必ず登場します。物質の性質、反応、理論計算、無機。扱っているのはすべて元素からできている物質です。つまり、元素は化学をやる限りずっとつきまといます。いらない瞬間なんてありません。それをいちいち調べながらやるのは、学習の姿勢として間違っています。
2. 覚えるべき範囲と「1分以内」の絶対基準
大学受験で覚えなきゃいけない範囲は決まっています。全部です。具体的には、私がXでピンクのマーカーを引いている範囲すべてを覚えてください。語呂合わせ自体は問題ありませんが、語呂の順番だけ覚えるのは意味がありません。元素記号だけでなく日本語名も必要ですし、周期表での位置も含めて丸ごと再現できなければなりません。
テストされたときだけ書けるのではダメ。いつでも書ける状態にすること。しかも1分以内です。1分は長いくらい。それ以内で書ける状態にする。これは数ヶ月かける話ではありません。1週間、長くても1週間で全部覚えきってください。
大学受験で化学を使う受験生が必ず覚えてないいけない周期表の部分。 pic.twitter.com/pZ72j6wiJ8
— 大学受験ゴリラ (@jukengorillabro) March 26, 2026
3. 化学という重い科目と向き合うための基盤作り
化学は同じ教科内のつながりがめちゃくちゃ強い科目です。理論化学、無機化学、有機化学。これらはすべてつながっています。そのつながりの鎖の役割をしているのが元素です。周期表を覚えることで、化学全体のつながり、つまり「ロードマップ」が頭の中に出来上がります。周期表暗記はただの暗記項目ではなく、化学を理解するための基盤なのです。
学校でもこうした指導をされないことが多いし、問題を解きながら覚えればいいと思っている人も多い。でも、それは化学への向き合い方として間違っています。化学は計算も多く、暗記量も社会とは比べ物にならないほど重い科目です。そんな過酷な科目とこれから向き合うのに、最初の基盤を作らないのはおかしい。この基盤を最初にマスターするという意識から、化学の高得点が始まります。
「問題を解きながら覚えればいい」と後回しにする。元素の性質の繋がりが見えず、無機や有機で暗記の洪水に飲み込まれて爆死する。
全ての理論・物質が周期表の座標と結びつく。分野を跨いだ知識の統合がスムーズになり、高偏差値へ直行する。
4. 最初に使うべき参考書:Doシリーズと新演習の繋ぎ方
周期表を覚え、化学を始めるための最初の参考書としておすすめなのが「Doシリーズ」です。特に『鎌田の理論化学の講義』は、周期表の覚えなきゃいけない部分が赤文字になっていて、赤シートで確認できるので暗記がかなりやりやすい。レイアウトや構造も、覚えやすさに特化しています。また周期表以外の部分でも、必ず覚えてなくてはいけない事項などは、一番覚えやすい形で載っているのでとてもやりやすいです。理論の理解についても非常に丁寧に解説しているのでストレスなしで読むことができます。
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結論。周期表を書けないなら、まだあなたの化学は始まっていません。まずこの本(鎌田の理論化学)を買い、周期表を覚えること。白紙に1分以内で書けるようになるまで。そこからが、本当の化学のスタートです。